気になるニュースを摘まむ

気になった記事をチョイスします。

働き方改革か^-^

働き方改革とは言うが私の前職も残業は80時間くらいはあったしそれに遅くまで

仕事をやっていると親会社等から文句がつくため、タイムカードはもちろん先に

押していた。。【全てサービス残業だ!!】

仕事自体はやりがいもあったし充実はしていた。

結局の所はその人の価値観何だと思いながら仕事をしていた。

改革とはいうがいったいどういう方向を向いて進むのか・・非常に興味深い。

下の記事を読んでコンビニも変わる時が来るのかと思った。

24時間営業が当たり前になっているが私の小さい頃はそんな物は無かった。

結局の所、便利になりすぎてそれが当たり前に皆なってしまっているのだと思う。

私自身もコンビニは良く利用するが24時間営業では無くても特に困りはしないと思う。

売り上げの良い時間帯、悪い時間帯などで開け閉めを検討して店を回していくのも

良いと感じた。

なんにせよ経営者も方にはくれぐれも体だけは大事にして欲しいと思う。

 

コンビニオーナー残酷物語

働き方改革のカギは「京都」にあり

 

夜のコンビニで、いかにも疲れた顔のおじさんが1人、レジに立っている。その男性は多くの場合、その店のオーナー店長だ。

ファミリーレストラン、牛丼チェーン、ハンバーガーショップ

働き方改革」の波のなか、多くの業態で24時間営業の見直しが進んでいる。ファミレス大手のロイヤルホストが、24時間を全廃し、浮いた人手を混雑時に投入。ひと手間かけた料理やサービスで売り上げを伸ばしたのは、「働き方改革」の好事例として知られる。

ところが、そんな時流に逆らうかのように「24時間」の旗を降ろさない業態がある。それはコンビニだ。

コンビニの24時間営業は、どんな働き方に支えられているのか。

そして本当に止められないのか。

中国地方で大手コンビニのオーナーをしているSさん(仮名)は、

以前、教員だった。子どもに向き合う日々にやりがいはあったが、

担任から部活指導まで仕事が多く、朝6時~夜は11時までの働き詰め。何とか脱しようと、大手コンビニの説明会に赴いた。

「あなたみたいな、教員あがりの純粋な人が求められている」と喜ばれ、気が付くと「頑張ります!」と決意表明している自分がいた。妻も賛成してくれた。

店舗を回って経営指導をするスーパーバイザー(SV、コンビニチェーンによって呼び方が違いセブンイレブンでは「オペレーション・フィールド・カウンセラー(OFC)」と呼ばれる)からは、「最初は夫婦で 12時間ごとに店に入って」と言われた。

「深夜はやっぱり男のオーナーさんですね。オーナーが夜12時間、そのあとは奥さんが昼12時間」

●「深夜働けば自分のお金になりますよ」過労死ラインの労働促すSV

なぜオーナーが、夜間12時間も店に立たなければならないのか。

SVは「深夜にシフトに入って人件費を減らせば、ぜんぶ自分のお金になりますよ」と説明した。深夜にアルバイトを配置し時給1000円払えば6時間なら6000円。2人入れれば1万2000円になる。オーナー1人で頑張れば、その分が利益として残る、というのだ。

週休2日などほとんどのオーナーには夢のようだが、仮に週休2日(週5日労働)と考えても、1日12時間は4時間残業にあたるから、週の残業は4時間×5日=20時間。月80時間を超える残業となり、過労死ラインにあたる。夫が夜12時間、妻が昼12時間店に立てば完全なすれ違い生活で、家族の団らんもほとんどなくなる。そういう働き方を、SVはさも当たり前のようにアドバイスした。

店を回すためには仕方ない。Sさんは、夜12時間シフトに入っただけでなく、何だかんだで、毎日 20 時間ほど店に出た。

教員時代よりも長い労働の結果は、3~4カ月で身体に現れる。10キロほど痩せて体調が悪くなり、お客さんからも顔色を心配される。

ある日、近所に住む友人が店に来て、いかにも不健康なSさんに声を掛けた。

「お前、どうしたんだ?」

Sさんはそのとき、めまいがして倒れて病院に運ばれた。

うすうす、このままではいつか倒れると思い、身辺を整理していた。「精神的にも追い込まれ、下手したら自殺していたかもしれない」とSさんは振り返る。

●悩まされる深夜の電話 「24時間はもう限界」

奈良県で夫婦で大手コンビニのフランチャイズ加盟店を営むNさんは「家に帰って眠りについたとき、店から電話がかかってくることがある。それが一番キツい」と話す。

Nさんの店は、深夜勤務のアルバイトが辞めてしまい、午後10 時から午前1時まで入ってくれる人が1人だけ。夜間をオーナーである夫と彼女、そして息子で、何とか回している。

夫は毎日、午前1時から午前9時まで店に立つ。彼女も午前2時過ぎに店に出て、外が明るくなり始める午前5時過ぎまで働く。午前6時になるとパートさんが来てくれるので家に戻って仮眠を取り、家事を手早く済ませて、午後にはまた店に戻る。「24時間はもう限界」。それが偽らざる実感だ。

●限りなく労働者的な「経営者」

宮崎県で大手コンビニチェーンのフランチャイズ店オーナーをしているTさんは、父からコンビニ経営を引き継いだ。父が母とコンビニを始めたのは1996年のこと。ところが半年後、父は脳溢血で急死する。ほとんど寝ずに店を切り盛りした過労が父の命を縮めたと、Tさんは思っている。

雇われ店長なら、過労で亡くなれば過労死と認定され労災保険から補償がなされる。だがオーナー店長は、どんなに働いていても契約上は「経営者」。「労働者ではない」から過労死にもカウントされず、労災保険の対象にもならない。

冒頭でふれたファミレスや牛丼チェーンとコンビニには、1つの違いがある。24時間をやめたファミレスや牛丼チェーンの多くが直営店なのに対し、コンビニは大半がフランチャイズだということだ。

時間別収支を出すと深夜の時間帯は赤字のお店が多いとみられる。 来客が少ないのにスタッフの時給は上がるからだ。午後10時~午前5時まではそれ以外の時間の25%増しで、基本給が最低賃金に近くても、多くの地域で1000円にはなる。お店が直営なら、深夜の赤字は本部が被る。ところがフランチャイズでは、深夜が赤字でもそれを被るのは加盟店だ。深夜でも売り上げが上がる限り粗利が発生し、粗利分配方式を採るコンビニ・フランチャイズでは、深夜の粗利の半分以上を本部が吸い上げていく。いわば、本部と加盟店とで「損益分岐点売上高」が違うことが、コンビニ本部が24時間営業をやめようとしない一因と考える関係者は少なくない。

それに対しコンビニ本部は、「一部の店だけ24時間をやめるとお客さまが混乱する」とか、「数時間でも営業を止めれば、その前後も品薄になってトータルの売上が下がってしまう」「深夜は、納品受け入れや清掃に向いている」と24時間営業の利点を強調してきた。

実際はどうか。

●「24時間廃止実験」始めた京都のファミマ

京都市内にあるファミリーマート立命館大学前店では1年前から、 24時間営業をやめ深夜1時から朝6時までの5時間、店を閉めている。「実験店舗」として、ファミリーマート本部の許可を得た。オーナーの長谷川淳一さん(58歳)が、メディアの取材に初めて実名で応じた。

24時間営業だったころ、長谷川さんは午前1~2時に店に入り夕方まで働く日が多く、睡眠不足から体調不良に陥った。思い切って本部に申請。理解を得て5時間店を閉めることになると、「交代のバイトが来ない」といった深夜の電話に悩まされることもなくなり、ほっとした。

事前に周知を徹底し、お客さまからのクレームは全くなかった。観光地でもあり、大学のすぐ前にあり、昼間の半日で通常のファミリーマートの日販、約54万円は稼ぐ。そうした立地も、夜閉めるのに向いていた。

深夜閉めるため、閉店時間はもちろん、閉店モードに入る1時前から売り上げは減る。ただ、閉店前にその日の第1便の荷物が届くこともあり、開店直後も品薄ではない。「売り上げ減は1日3万円くらいでしょうか。仕入れ原価を引き、粗利を本部と分け合い、残りから時給1000円を超えるアルバイト代を払うと、売り上げ3万円では赤字です。だから夜閉めることで、最終的に残る純利益は8%ほど増えました」と長谷川さんは言う。

同店が24時間をやめたことは『日経ビジネス』(17年10月30日号)が特集「コンビニ大試練」の中で報じた。店名、オーナー名は伏せられたが、長谷川さんのもとには他のオーナーから問い合わせがきた。「どうやったんという問い合わせはありましたが、うちもやると言わはった店はないですね、まだ」と長谷川さん。最近、300メートルほどのところに、セブンイレブンがオープンした。もちろん24時間営業だが、今のところあまり影響はない。

●ファミマ澤田社長「必要ないところはやめればいい」

ファミリーマートの澤田貴司社長は、先にふれた『日経ビジネス』特集で、「現場の負担が危機的なまでに高まっている」との認識を示し、立命館大学前店の試みを「実験」と位置付けた上で、「24時間営業についてはケース・バイ・ケースになるだろう。必要ないところはやめればいい」と言い切り注目を集めた。だが、今のところ、24時間営業をやめる店が広がってはいない。

「ファミマでは、24時間やると月10万円の補助が出る。バイトを使わず自分で入れば、その分、自分の“手取り”にオンされるんで、それが助かるというオーナーさんはいますね。ただ、時間を切り売りすることでどうなるか。数字をきちんと把握したほうがいい」

長谷川さんはそう話す。補助を加えても、深夜時間帯が赤字になっている店が多いのではないか、というのだ。立地によっては、深夜の売り上げが高い店もある。オーナーの考え方も十人十色だろう。それでも、24時間が「唯一の正解」でないことは、長谷川さんの店の1年間の「実験」(沢田社長)によって裏付けられた。7月1日からは、実験ではなく、通常営業として、19時間営業のお店になった。

「イートインや地産地消に力を入れ、学生や観光客にやさしい店づくりを目指しています。また、副業でネット通販も手掛け、人脈も広がりました」と話す長谷川さんは、「働き方改革」のモデルにも見える。ファミリーマート、そしてコンビニは、利用者のファミリーだけでなく、オーナーや従業員のファミリーにもやさしい業態に変われるか。24時間への固執をやめることは、その第一歩になるのかもしれない。

(ジャーナリスト 北健一)

はたらくどっとこむ